特別な資格などは必要ありませんが、次の要件を満たす必要があります。
①保護者のいない子ども、または保護者に養育させることが不適当な子どもの養育についての理解、熱意、子どもに対する愛情があること。
②経済的に困窮していないこと(親族里親を除く)。
③養育里親、専門里親については所定の研修を終了したこと。(縁組里親については、研修は必須ではありませんができるだけ研修を受けていただくようお願いしています。)
④欠格事項(成年被後見人、被保佐人、児童虐待を行ったものなど)に該当しないこと。
委託後の支援
里親支援機関とは?
里親支援専門相談員(以下里親SW)がおこなう相談活動を窓口に、里親のニーズに沿った支援を展開する機関です。または、それぞれの役割に特化した支援をおこなうこともあります。
里親の支援体制は複数の相談窓口があることが重要です。それぞれの特色に応じて、役割分担と連携を図り、里親制度の普及、里親委託の推進、里親支援の事業をおこなうことが求められています。
例えば、児童養護施設は、施設から里親への移行支援、里親への訪問相談、電話相談、レスパイトの調整のほか、ファミリーホームに対する支援も里親支援機関で行います。
※里親支援機関には守秘義務が課されていて、必要な情報を児童相談所と共有し、連携して支援を行うことができます。
長崎県内の里親支援機関(平成28年4月現在)
◆光と緑の園乳児院(大村市) ◆マリア園(長崎市) ◆大村子供の家(大村市)◆明星園(長崎市)
◆聖母の騎士園(諫早市)◆光と緑の園向陽寮(大村市) ◆太陽寮(島原市)◆清風園(佐世保市)
◆若竹の家(佐世保市)◆奥浦慈恵院(五島市) ◆希望の灯学園(新上五島町)
◆県央児童家庭支援センター◆長崎県里親育成センター「すくすく」 ◆長崎県里親会
支援機関の役割
◆新規里親の開拓 ◆里親候補者の週末里親等の調整 ◆里親への研修 ◆里親委託の推進
◆里親家庭への訪問、電話相談 ◆レスパイト・ケアの調整 ◆里親サロンの運営(里親相互の交流)
◆里親会活動への参加勧奨、活動支援 ◆アフターケアとしての相談
里親支援専門相談員(里親SW)の役割
里親SWとは・・・子どもと里親の側に立って里親委託の推進と里親支援を行う専任の職員のこと
(児童相談所との密接な連携を前提として)
◆新規の里親開拓の活動•里親サロンへの出席
◆未委託里親への訪問等
◆日頃から地域の里親と顔なじみになり、施設に措置されている児童にふさわしい里親を探して、児童相談所が行う里親委託の事前 調整を行なう
◆里親家庭の定期訪問、相談等、地域のソーシャルワーク活動を行う
里親啓発に関する情報
詳細は、長崎県里親育成センター「すくすく」のホームページをご覧ください。
申請機関情報
里親登録を希望する方々のご相談を受けつける機関です。
長崎こども・女性・障害者支援センター
長崎市橋口町10-22 TEL:095-844-6166(相談支援課) FAX:095-844-1849
(長崎市、島原市、諫早市、大村市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、長与町、時津町、新上五島町にお住まいの方)
佐世保こども・女性・障害者支援センター
佐世保市万徳町10-3 TEL:0956-24-5080 FAX:0956-24-5087
(佐世保市、平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、川棚町、波佐見町、東彼杵町、小値賀町、佐々町にお住まいの方)